今回はアーテックロボの中のプログラムの一つであるクレーンゲーム機を作りました。
クレーンゲームはみんなが知っているあのクレーンゲーム!
ブロックを掴んで、持ち運んでいく、それをアーテックブロックを使って作っていきます。
クレーンゲーム機はギヤを使って作成します。アーテックブロックには色んなパーツがありますが、ギヤの仕組みを知れるのがクレーンゲーム機の魅力!
ギヤはアーテックロボを作るときに使うモーターの中にも使われています。
サーボモーター、DCモーターといったモーターがありますが、その中にも円の周りがギザギザしたパーツがあり、これをギヤと呼んでいます。
ギヤ同士を噛み合わせることによって、モーターが動くようになります。
一方のギヤを回転させ、もう一方のギヤを反対周りに回転させます。
ギヤの歯と歯が噛み合わさって、歯車のように回るようになるのです。
アーテックブロックのキットには2つのギヤが入っています。
「ギヤ大」と「ギヤ小」
ギヤ大のほうは歯の数が30枚
ギヤ小のほうは歯の数が20枚
ギヤ大が2回転するときにギヤ小は何回転するでしょうか?
ギヤ大が2回転する間にギヤ小と噛み合う歯の数は同じです。
ギヤ大の歯の数は30枚なので、1回転すると30枚の歯が噛み合います。
2回転なら60枚の歯が噛み合います。
ではギヤ小は何回転?
ギヤ小の回転数=噛み合う歯の数÷ギヤ小の歯の数=60枚÷20枚=3回転
ギヤ小は3回転することになります。
ギヤ大が2回転するときに、ギヤ小は3回転することになるのです。
この理由から小さいギヤのほうが速く回転していることがわかりますね。
速さの違い=ギヤ大の歯の数÷ギヤ小の歯の数=30枚÷20枚=1.5倍!
ギヤには様々な種類があり、それぞれのギヤによって働きが違うのです。
こういった機械の仕組みを覚えることもアーテックロボではできます。
円の周りに平らに並んだ歯を持つ一般的なギヤです。
回転軸の向きを変えて動きを伝えるときに使うギヤです。
歯の数が同じものを組み合わせるのがマイタギヤ
歯の数が違うものを組み合わせるのがベベルギヤです。
ラックは真っ直ぐに歯が並んだギヤのことです。
ピニオンと呼ばれる小さなギヤと組み合わせて、回転する動きを真っ直ぐな動きに変えることができます。
ネジのような形をしたウォームとそれに合うギヤ(ウォームホイール)を組み合わせています、スパーギヤに比べると、回転する速さを大きく変えることができます。
クレーンゲーム機はみんなご存知のぬいぐるみやオモチャをクレーンで使って取るゲーム
あれをアーテックブロックを使って真似て作ってみましょう。
クレーンゲーム機にはラック&ピニオン式のギヤと、スライダクランク機構と呼ばれる部品、タッチセンサー、サーボモーターを使って作ります。
アーテックロボはテキスト通りに組み立てても一発で上手く動くことは中々ありません。
ロボットが複雑になっていくとそれも増していきます。でも一発で上手く動かないのもプログラミングならではですね。
このクレーンゲーム機に限って言えば、アームを動かしてブロックを掴むことが意外と難しい。きっちりキャッチして、リリースする。これが意外と難しいんです。
どのロボットもそうですが、サーボモーターの角度の調整が難しい!
ぜひクレーンゲームを作ってみてくださいね♪
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