2020年から全国のすべての小学校でプログラミング教育が全面実施されますが、どんな授業にするのかだったり、どんな内容にするのかだったり、どんな教材を使うのかはその小学校次第なのです。
そのためいきなりプログラミングを教えろと言われても、できない先生達が大多数であり困っていると思われます。
そのために作られたのが「未来の学びコンソーシアム」というサイトです。
「未来の学びコンソーシアム」は文部科学省・総務省・経済産業省がタッグを組んで作った組織!
そこに更に教育関係者、自治体関係者、IT企業、ベンチャー企業などが組み合わさって出来ている組織であります。
この「未来の学びコンソーシアム」の公式サイトには、「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」というタイトルが付けられており、2020年から始まるプログラミング教育のために作られたサイトです。
サイトのトップにはまず、文科省が作成した「小学校プログラミング教育に関する研修教材について」とあります。
公開日が2019年5月31日となっており、ほんの最近の話ですね。
ここにはなぜ小学校でプログラミング授業が始まるのかの理由や、教育後のねらいなどが動画で記されています。
とてもわかりやすく、誰にでも理解できるように「プログラミングを小学生が習うのはなぜなのか?」が動画化されています。
小学生本人たちに見せても良いくらいです。
YouTube動画のため、こちらにも載せておきます。
文科省のYouTube公式チャンネルに掲載されているようです。
その他、
現在の子ども向けプログラミング教材の代表でもある、
スクラッチ等のビジュアルプログラミング言語の使い方が動画で紹介されています。
ここでは主に、
スクラッチで「正方形を描く」「ねこを動かす」「背景を変える」等が動画で紹介されています。すべてYouTubeの動画です。
実施事例という項目では、全国各地ですでにプログラミング教育を行っている学校、団体、会社等の紹介があります。
この中で学校の先生達が注目すべきなのは、
Aの「学習指導要領に例示されている単元等で実施するもの」でしょう。
すでにプログラミング授業を実施している学校の事例が紹介されています。
杉並区立西田小学校では正多角形を描こうという課題をスクラッチを使って授業。学校所有のパソコンを1人一台ずつ利用したそうです。
その他、
B 学習指導要領ではないが、各教科内で教育する例
C 教育課程内で各教科等とは別に実施する例、
D クラブ活動等で特定の児童だけに実施した例、
E 学校を会場とするが、教育課程とは別で実施した例、
F 学校外でプログラミング学習を行っている例
が記載されています。
学校の先生たちが注目すべきところは、AとBではないでしょうか。
・正多角形をプログラムを使ってかこう(杉並区立西田小学校の場合)
もう一つ、注目すべきところは「教材情報」です。
学校で使うべきおすすめの教材が記載されています。
このサイトを見る限り、やはり「スクラッチ」が一番人気であり、代表的に使われている気がします。
学校内ですでに実施している例も、スクラッチが大半です。
スクラッチのほかには、
・小学生男子に人気の「マインクラフト」の教育版や、
・レゴが制作している「マインドストーム」というロボット型の教材。
・マイクロソフトの「make code」
・アーテックの「アーテックロボ」
などが掲載されています。
ここに掲載されている教材ならば、どれを使っても構わないわけです。
ですがやはり、パソコン一台とインターネット環境があれば使用できる「スクラッチ」がほとんどの学校で使われるんじゃないかと予想されます。
スクラッチはパソコンが使える先生であれば、難しいプログラミングの知識を必要とはしません。このサイトに掲載されている授業動画などを見て学ぶこともできます。
・おすすめのプログラミング教材 by未来の学びコンソーシアム
プログラミング教育必修化のため、困惑している先生たちはぜひ未来のコンソーシアムサイトを利用してみてはいかがでしょうか!?
・小学校教員向けプログラミング教育サイト「未来の学びコンソーシアム」
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